【衣類のカビ対策】原因から対処法までご紹介!

「久しぶりに着ようと取り出すとカビが生えていた…」
「衣類のカビって予防できるの?」

こういうお悩みありませんか?

春が過ぎて、ジメジメしてくる梅雨の季節。お風呂場や室内のカビ対策を行っている方は多くいると思いますが、大切な衣服もカビ対策をしないと発生してしまいます。

せっかくお気に入りの服を取り出したときにカビが生えていたら嫌ですよね。

今回はカビが生える原因から実際に私が取り組んでいる対策や対処法までお話しします。
この記事を読んで衣類のカビ対策に関するお悩みが解決できれば良いなと思います。

最後まで読んで、もしよければ参考にしてみてください。

カビの原因について

カビは空気中のどこでも存在しています。
カビが生えたという状態はカビ菌が目視できる程度まで増殖しているということです。

カビが生えやすい条件は以下の通りです。

  1. 適度な温度(20〜40℃の温度)
  2. 栄養分(皮脂や垢、毛髪なども栄養素となる)
  3. 湿度(70%以上)
  4. 酸素

よくある衣類の保管環境は、温度が20度〜25度くらいです。
また、衣類には汗・皮脂などが付着しています。
これがカビにとって栄養素となり湿気が加わると衣類は絶好の繫殖場所になります。

カビ対策として温度や空気はなかなか変えることは難しいですよね。
そのため、カビ対策としてできることは「湿度を上げない」「栄養分を除去する」の2点なります。

では実際に衣類のカビ対策についてご紹介していきます。

カビの対策

先ほど述べた通りカビ対策は「湿度対策」「栄養分の除去」が重要です。
この2点について私が行っている対策をご紹介していきます。

対策①着用した衣服の洗濯

まず、着た服は必ず洗濯しましょう!

“成人が一日で失われる水分量は、約2000~2500mlで、汗と呼吸だけで900mlも排出される”

参照:運動しなくても汗はかいている!シーン別で見る汗の量

このデータの通りに人は普通に過ごすだけでも汗をかきます。
汗はカビにとって栄養素となり繁殖の原因になります。

また、汗の他にもほこりや、汚れも栄養素となり放置しておくとカビが繫殖してしまいます。

着た服は洗濯もしくはクリーニングに出して汚れを取り除いてください。

また、併せて乾燥も必須です。

衣類を乾燥させずに収納すると、湿気が溜まり水分が逃げずにカビの生えやすい環境になります。
完全に乾燥させてから収納してください。

部屋干しの正しい方法についてこちらの記事をご覧ください。

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対策①衣類の保管場所は通気性を確保

衣類の収納は適度にゆとりを持たせてください。
また、押し入れに収納の際は、すのこを敷くことをおすすめします。

衣類の保管場所は通気性を良くしてください。
通気性を良くして湿気がたまりにくい保管環境を作ることがカビ対策に繋がります。

対策②除湿剤や除湿機を使用

収納場所には除湿剤や除湿機など湿度を取る対策を行ってください。
最近だと100円均一ショップで除湿剤など販売されているため手軽に始めることができます。

また、手軽と言えば「重曹」も使えます。

あまり除湿効果が高くないのですが、ワンポイントとして私も使用しています。
空き瓶やコップに重曹を入れ、不織布やガーゼを敷いて輪ゴムで留めたものを空気の滞留しているところの配置する。
簡易的なものですが、かなりお手軽なためオススメです。

対策③返却されたクリーニング袋は外す

クリーニングの返却後はビニール袋を外して収納が大事です。

クリーニングのビニール袋は通気性がなく空気の循環がしにくいため湿気を溜め込みやすくなります。

また、収納場所の湿度が上がった際、ビニール袋を被せていると中が蒸れるため湿度があがってしまいます。
私もクリーニング後のビニール袋は基本外して収納しています。

対策④定期的な洗濯槽の掃除

実は洗濯槽内の掃除もカビ対策になります。洗濯槽内は目に見えないカビが大量に発生しています。

また、水を使用しているため常に湿度が高い状態となっています。

家族の人数や洗濯頻度によっても多少異なりますが、おすすめの掃除頻度は、目安として月に1回です。
私もできるだけ月1で洗濯槽の掃除を頑張っています!

対策⑤定期的な陰干し

定期的な陰干しは衣類から湿度を逃がすためカビ対策です。

日光や蛍光灯の紫外線を当てないため色褪せ対策にもつながります。
陰干しする衣類は一晩干して湿気を飛ばし、ほこりも払って収納しましょう。

カビの対策についてご紹介してきました。では実際にカビがついてしまったらどうしたらいいのか?
次はカビの対処法についてご紹介していきます。

カビの対処法

衣類のカビについては大きく二種類に分かれます。

種類によって軽度、重度と別れており対処方法も変わってきます。
種類ごとの対処法をご紹介していきます。

白カビ

白カビは軽度のカビ状態です。

白カビ自体は比較的簡単に除去することができます。
カビの対処は基本一つ一つ丁寧に対処していきましょう。

必要なもの

  • タオル
  • 消毒用アルコール
  • 衣類用のブラシ

白カビ除去手順

1.ベランダなど換気がされている場所でカビを軽くブラッシング

まず、目に見える範囲のカビを取り除きます。
カビは空気中に舞ってしまうため換気がされている場所で作業しましょう。

2.カビが生えている部分にアルコールを浸みこましたタオルで拭く

次にアルコールを使用します。
アルコールを浸みこましたタオルを使いカビが生えていた部分の外側から中心に向かい落としていきましょう。
軽度のカビにはアルコールが効きます。
漂白剤を使わないため、色落ちや衣服へのダメージが少ないです。

3.完全に乾くまで干す

最後に対処した衣類をしっかりと乾かしましょう。
ここで湿気が残ったままだと、カビが再発してしまいます。

黒カビ

黒カビは重度のカビ状態です。

服繊維の奥の方に根を張っており、洗濯で落ちたように見えても実際はカビが残っている場合があります。
漂白剤を使用しつけおき洗いが基本となります。
しっかりと根気強く対処していきましょう。

必要なもの

  • ・酸素系漂白剤
  • ・ゴム手袋
  • ・洗面器

黒カビ除去手順

1.洗面器に水:漂白剤が10:1になるように液体をつくり、衣類を浸け置き

漂白剤は酸素系漂白剤を使用してください。
また、作業の際は必ずゴム手袋を使用してください。

浸け置き時間は約30分~2時間を目安として長時間のつけ置きは衣類の変色があるため気を付けてください。
私は30分毎に見ています。

2.カビが落ちていたら、もみ洗いをして漂白剤を洗い流す

浸け置きが完了したらカビの状態を見てください。
落ちているようでしたら優しくもみ洗いを行い水で漂白剤をすすぎます。
黒カビはしつこいので、根気よく作業を行いましょう。

3.完全に乾くまで干す

白カビ対処と同様、最後はしっかり乾燥させて湿気を取り除きます。

もし上記の方法で試してカビが取れない場合はクリーニング事業者に任せましょう。
家庭で取れない汚れやカビは諦めてプロの技術に頼むのが良いでしょう。

プロのクリーニングを家で体感できる宅配クリーニングもおすすめです。
宅配クリーニングが気になった方は以下の記事をご覧ください。

まとめ

今回は衣類のカビ対策について、いかがでしたか?
カビの原因から対策、対処法まで解説いたしました。

カビは梅雨の時期だけではなく年中発生し、一度生えてしまうとすぐに広がってしまいます。

「湿度対策」と「栄養分を除去」を重点に置き早めの対処をすることが肝心です。

衣類のカビ対策を行っていれば、長期保管も安心ですね!

次に着るときに持ち良く着れるように今回の記事を参考にカビ対策をしてもらえればと思います。

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WRITER

Ponta

東京在住の4児の母
モットーは「スピードと安さ」のコスパ重視
宅配クリーニングに関して情報提供していきます。

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