部屋干しにはメリットが沢山!「乾かない」原因を知りしっかり対策!

部屋干しだと乾きが遅く臭いも気になると思われている方が多いのではないでしょうか。確かに、室内の環境や干し方によっては洗濯物が「乾かない」状況を作り出している可能性もあります。

しかし、乾かない原因を取り除いて正しく干せば、実は部屋干しにはメリットがたくさん。洗濯のプロも部屋干しを推奨する理由、そして部屋干しでも洗濯物をしっかり乾かす方法について解説します。

部屋干しにはどんなメリットがある?

しっかり乾いて気になる臭いなどがなければ、実は部屋干しにはたくさんのメリットがあります。まずは部屋干しの良さについて知っておきましょう。

季節や天候に影響されない

毎日忙しい社会人や主婦にとって大きなメリットとなるのが、季節や天候に左右されずに洗濯ができること。

寒くて乾かない、雨で干せないといったことを気にしなくて良いので、部屋干しをすると洗濯物が溜まってしまうこともなくなります。

住宅の周辺環境に影響されない

家庭での洗濯にとってマイナス要素ともなり得るのが住環境です。都会にも地方にも、一長一短あるのでどちらが良いともいえないのが難しいところ。
周辺環境が洗濯物に与える影響について、それぞれ見ていきましょう。

都心部ならではのマイナス要素

都心部にある住宅で洗濯する際に気になるのが、排気ガスなどによる洗濯物の汚れです。汚れだけでなく、洗濯物につく臭いが気になることも。大通りや幹線道路沿いの住宅の場合は特に注意が必要です。

自然に囲まれた地域ならではのマイナス要素

車の通りが少ない自然溢れる地域でも、洗濯物にとってはマイナスになることも。海に近いと塩によるベタつきが気になったり、草木が多いと洗濯物虫が付いたりすることがあります。

洗濯物を外に干すとなると、どうしても周辺環境には影響されるものですが、部屋干しだとその点への配慮も不要です。

花粉症対策になる

春から夏にかけて、人によっては年中気にしなくてはならないのが、衣類に付着する花粉です。洗濯物の場合でも同様で、外に干すとどうしても花粉が付いてしまいます。

部屋干しにすると、花粉を払い落してから洗濯物を室内に取り込むというひと手間が省けます。

女性の一人暮らしでも安心

女性の一人暮らしの場合、下着を外に干すのが不安に感じることもあるでしょう。洗濯物によって家族構成や生活スタイルを知られるのが心配だということも。その点、部屋干しだと洗濯物が周囲の目に付くことがないので安心です。

部屋干しで”乾かない”とどうなる?

天候や住環境に左右されることなく洗濯ができるなど、部屋干しには大きなメリットがあります。ただし、部屋干しでうまく洗濯物が乾かないとデメリットになることも。

臭いが気になる!

部屋干しで”乾かない”と気になるのが臭いです。”部屋干し臭”などと表現されることもあります。洗濯物の生乾きの臭いというのは、気になる悪臭の代表とも言えるでしょう。主な原因は、部屋干しでしっかり洗濯物が乾いていないことにあります。

こびりついた洗濯物の嫌な臭いに関して原因と対策を知りたい方は
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カビの原因にも!

洗濯物がきちんと乾いておらずに水分を含んだ状態が続くと、カビの原因にもなります。部屋干ししていて乾くまでの時間が長すぎる場合にも起こり得ることです。

また、見た目にカビが生えている状態でなくとも、それがまた臭いの原因にもなってしまいます。部屋干しするときには、なるべく早く十分に乾かすことが欠かせません。

部屋干しのスペースがとられる

乾かない状態が続くと、当然ですが部屋干しのスペースがとられることになります。たとえ1人分の洗濯物であっても、衣類から小物類、タオルまで干すとなると意外と場所がとられるものです。あまり時間をかけずにしっかり乾かすのが、部屋干しのポイントだといえるでしょう。

乾かない原因は何?

部屋干しで”乾かない”のはなぜでしょう。原因を知ったうえで、うまく部屋干しを活用できるように対策してきましょう。

室内の環境

まずは室内の環境です。”乾かない”条件が揃っていないかどうかチェックしてみましょう。ポイントは2つ、部屋の風通しと湿度です。

風通しが悪い

密室で風の通りが全くない状態だと、洗濯物が乾かない状況を作り出してしまいます。外に洗濯物を干すとき、乾かすためには日光だけでなく風も必要です。

そのため部屋干しにおいても、風通しの悪さは洗濯物が乾かない原因となってしまいます。

湿度が高い

もう1つ、部屋の湿度が高すぎるのも、乾かない原因となり得ます。湿度とは、空気に含まれる水蒸気の割合のことを指します。

つまり湿度が高いと、室内の空気中の水分量が多いということなので、洗濯物に含まれる水分量が蒸発しづらく乾きにくい状態だというわけです。

部屋干しにはメリットが沢山!「乾かない」原因を知りしっかり対策!洗濯物の干し方

室内の環境に加えて、洗濯物の干し方にも”乾かない”原因が潜んでいます。洗濯物を乾きにくくしてしまうような、誤った干し方をしてしまっていませんか?

洗濯物同士が密着している

部屋干しをするときは特に、洗濯物同士の間隔に気を付けましょう。密着しながら干してしまうと、触れ合っている部分が乾きづらくなります。

また、間隔が狭いと風通りが悪くなるというのもまた、洗濯物が乾かない原因にも。

洗濯物に適した干し方ができていない

タオルやシャツなど、洗濯物の種類ごとに適した干し方をするのも大切です。洗濯物の形状に合わせて干さないと、しっかり乾ききらない部分が残ったりすることがあります。

【室内環境】乾かない原因から考える部屋干しのポイントとは?

乾かない原因をもとに、部屋干しのポイントを押さえましょう。まずは部屋干しするときの室内環境についてです。

家電を活用しよう!

室内環境で大切なのは、風通しと湿度でした。風通しの悪さや湿度の高さを、家電で調節してみましょう。エアコンや扇風機、除湿器といった家電を利用するのは、部屋干しだからこそできる対策ともいえます。

エアコンの機能をチェック

エアコンを活用すると、部屋干しでも洗濯物がすっきり乾きやすくなります。基本的には”ドライ(除湿)”か”冷房”機能を用いて乾かせばOK。
その他、メーカーによっては”ランドリー”機能など、部屋干し向けのコースが設定されていることもあります。

どういった機能を利用する場合でも、洗濯物に対し風が当たるポイントにムラができないようにするため、扇風機やサーキュレーターもプラスαで使用し、風や空気を循環させるのがおすすめの乾かし方です。

換気扇や扇風機でしっかり換気

洗濯物全体をしっかり乾かすためには、扇風機やサーキュレーターで洗濯物周りの風を循環させたり、換気扇で室内の風通しを良くしたりするのが大切です。換気をすることで、部屋干しでも洗濯物が早く乾くようになります。

除湿器で部屋の湿度を調整

特に梅雨の時期などは湿度が高くなり、部屋干しでも洗濯物が乾きづらく、カビの原因を引き起こします。

そこで使えるのが除湿器です。除湿機から排出される乾燥風を洗濯物に当てることで、より早く乾かすことができ部屋干しによる衣類乾燥時間が大幅にカットされます。扇風機とともに使ってしっかり風を当てると、よりカラッと乾きやすくなるでしょう。

【洗濯物の干し方】乾かない原因から考える部屋干しのポイントとは?

部屋干しで洗濯物が乾かない原因のもう1つ、洗濯物の干し方についても見直してみましょう。

部屋干しグッズを活用しよう!

部屋干しするなら、専用グッズを活用するのも1つの方法です。より早く、そして場所をとらずに部屋干しできるような商品がいろいろあるので、お悩みに合わせてぜひ取り入れてみてください。

物干しポール・スタンド

物干しポールや物干しスタンドも、部屋干し用が販売されています。部屋で使いやすいかどうかのポイントは、広げた時のスペースや収納時のサイズです。

部屋干し専用の商品であれば、スリムで収納しやすいような工夫がされています。

部屋干し用ハンガーいろいろ

ハンガーひとつとっても、部屋干し用としてさまざまなアイデア商品が販売されています。

つっぱり棒式でタテの空間を活かせるような形状になっていたり、窓のサッシに差し込んでスペースを活用できるようなタイプだったりと、部屋のちょっとした隙間を使って干せるようなハンガーを使うと良いでしょう。

部屋干し用洗濯洗剤

部屋干しのお悩みといえば臭いもその1つ。干し方を工夫して乾かない原因を取り除くのも大切ですが、洗濯洗剤を部屋干し用にしてみるのも有効な方法です。

部屋干し用洗濯洗剤には、洗濯物が乾きやすい、消臭・防臭といった効果が期待できます。

洗濯物別の正しい干し方をマスターしよう!

部屋干しグッズを活用しながら、洗濯物の種類や形状に合わせた干し方ができるようにしましょう。洗濯物別に干し方もポイントを簡単にまとめたので参考にしてみてください。

タオル類

ポイントは、縦長ではなく横長に広げて干すこと。部屋干しの場合には、ピンチハンガーを使って囲み干しすると早く乾いて良いでしょう。囲み干しは、ピンチハンガーの一番外側の洗濯バサミをつかってタオルをぐるりと一周取り囲むように干す方法のことです。

フード付きパーカー

ハンガーを3本使ってまずは普通にハンガーにかけます。そしてもう1本のハンガーに帽子をかけて洗濯バサミで留めます。さらにもう1本のハンガーには両腕の袖をかけて完成。パーツに分けて干すことで、乾きムラが防げます。

シャツ・ポロシャツ

シャツやポロシャツのなかなか乾かない部分といえば、襟のあたり。襟を立てて干すと乾きやすくなるだけでなく、型崩れもしにくくなります。

部屋干しだと風で飛んでしまう心配がないので、ボタンは全て開けて通気性を良くしておくのもポイントです。

ズボン・スカート

ズボンやスカートは、比較的生地が厚く乾きにくい衣類のひとつです。部屋干しするときは、裏返しにしてからピンチハンガーを使い、ウエスト部分を上にして筒状に干しましょう。ボタンやジッパーは開けておいて、風通しを良くするのも大切です。

くつ下

くつ下に関しては、ゴムの劣化を防ぐためにも部屋干しがおすすめです。ゴムの部分を上にして干すと傷みにくく、乾きも早くなります。

まとめ

部屋干しの「乾かない」を防ぐには、室内環境を整えることと、正しい干し方をすること。

この2点を意識するだけで、部屋干しでも洗濯物が乾きやすく、臭いが気になるといったことは起こらないはずです。さらに扇風機や除湿器といった家電を利用することで乾きを早くするなど、さまざまな工夫ができます。

実はメリットが多い部屋干し、活用すると洗濯がグッと楽になることもあるので、ぜひ正しい方法で取り入れてみてください。

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Ponta

東京在住の4児の母
モットーは「スピードと安さ」のコスパ重視
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